2X4工法とは

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2×4工法とは

北米を源流とするツーバイフォー(枠組壁工法)住宅は、その合理的な生産方式と優れた性能が評価され、昭和49年に建設大臣の技術基準告示によってオープン化されてより、わが国住宅生産供給の一翼を担って着実に普及してまいりました。

耐震性

世界有数の地震国である日本において、住宅の「耐震性」はもっとも重要な基本性能です。日本でツーバイフォー住宅が着実に増えている大きな理由はここにあります。
床・壁・屋根が一体となったモノコック構造のツーバイフォー住宅は、地震の揺れを6面体の建物全体で受け止めて力を分散させます。地震力が一部分に集中することがないため倒壊・損傷がなく、地震に対して抜群の強さを発揮します。
ツーバイフォー建築は揺れを面全体で受け止めるのです。

耐久性

2X4工法は数種類の規格化された構造用製材で枠組みを造り、構造用合板を貼り付けたパネルで床・壁・天井を構成する面構造が特色です。同じ木造でも柱 と梁の「線」で構成される軸組工法と異なり、外からの力を面全体で受け止め、効率よく分散する工法ですから抜群の強さを誇ります。

また、2X4工法は構造用合板の上に耐火性を有する石膏ボードを貼り付けていますし、各室がこの壁で仕切られているのでもともと耐火性優れた工法なのです。さらにパネルで構成されているため気密性を高めることも、このパネルの断熱性を高める工事も容易にできるのです。

デザイン性

2X4工法は性能規定に基づいて構造の安定性が確認できれば、柱のない大空間を造ることができます。広さでいえば最大60㎡の大空間が可能ですので、36畳のリビングルームができますし、円形状の空間も造ることができます。また、開口部や窓の位置は柱や梁に制約されないで好みの位置に造ることができます。このように自由な室内空間を実現できます。

北米から入ってきた工法ということで洋風のイメージを描きやすいのですが、もちろん和風のイメージの外観にすることもできます。